頑張っている人達から刺激を受けて、古い蔵を生かしたお店作りを決意
ご主人のご実家所有の、築70年程の蔵をリフォームし、ドッグサロンを開業された奥邨様。愛犬DENちゃんが老年になり、ご自身でお世話をしたいという気持ちから、動物病院で働きながら学校に通われました。始めから開業が目標ではなかったそうで、「動物病院や学校で出会った人達が頑張っている姿を見て、すごく刺激を受けたんです。私も頑張りたいという気持ちになりました。経験を積んでできることが増えると欲が出て来て、自分も開業したいと思うようになりました」
ずっと応援されていたご主人に、開業したいと相談したとき、ご実家の蔵のリフォームを提案され、お義母様も快く承諾してくださったそうです。
古い建物なのでリフォームできるか不安で、建て替えも検討されていた奥邨様でしたが、10年前にご自宅を建てたご縁で、敷島住宅に相談をされたところ、営業さんの「木や梁はとてもしっかりしているので、一緒に考えていきましょう」という言葉でリフォームを決意。内容と予算に満足して、複数検討されたリフォーム会社の中から敷島住宅をお選びいただきました。
一つ一つイメージを形にして、思い描いた通りの、人が集まるお店に
お店の明確なイメージが手探りのままリフォームを進めたそうで、「変更ばかりで担当の方は大変でした。一緒に一つ一つ作り上げていったので、私一人ではここまでできなかったと思います」と奥邨様。外観はカフェ風、でも実際はドッグサロンという、ちょっとした遊び心を意識したお店のデザインで、待合室やお店の外から作業の様子が見えるよう、玄関横にも大きな窓を設置しました。床材は、わんちゃんのことを一番に考え、怪我をしにくく、1日2回の消毒や掃除がしやすいクッションフロアを選ばれました。清潔で綺麗だと、お客様にも大変好評だそうです。
今後はオプションメニューを充実させていきたいと抱負を語る奥邨様。歯周病マスターの資格も取得する予定で、11月から始めたアニマルアーユルヴェーダは、今一番のお勧めメニュー。被毛や皮膚にとても良く、わんちゃんが快適に喜んで過ごせるよう、一匹ずつ丁寧に、愛情込めてお世話をされています。
わんちゃんを飼っていても、いなくても、気軽に立ち寄れる、コミュニティーの場になるようなお店にしたいと考えていらっしゃる奥邨様。夕方には学生や近所の方が散歩の途中に集まって、おしゃべりや情報交換をする機会が増えたそうで、「私が思い描いていた通りの人が集うお店になってきたのがとても嬉しくて」と笑顔で話されていました。店名の「フラン シェル」とは「真っすぐな空」という意味。奥邨様のお客様や、わんちゃんへ向けた真っすぐで真摯な思いを現した、素敵な名前のドッグサロンでした。