京町家独特の間取りで各箇所が暗い為、できるだけ自然光の入る計画にしました。
風呂、トイレ、玄関は狭かった為、部屋の間取りは壊さず位置を変更していただきました。
古くても良い材料はできるだけ再利用していただけるということでした。
日本の古き良き暮らしが体験できる家
京町家を生かしたフルリノベーション
築年数 | 昭和25年以前 |
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建築種類 | 在来軸組伝統工法 |
施工床面積 | ー |
間取り | 3DK |
施工スタイル | フルリノベーション |
お客様のご要望 | 廃墟のようで、京都市からも解体処分を促すチラシが入ってる状態。入り組んだ場所で建物も荒れており、人も入ってこないため不用心でした。 リノベーションは、京町家を生かしたいとのご希望をいただきました。 |
プラン決定のポイント工夫
京町家独特の間取りで各箇所が暗い為、できるだけ自然光の入る計画にしました。
風呂、トイレ、玄関は狭かった為、部屋の間取りは壊さず位置を変更していただきました。
古くても良い材料はできるだけ再利用していただけるということでした。
外観
玄関には踏み石を置いて
奥の間
透かしの欄間
階段
2階寝室
キッチン
坪庭
ガラスで仕切られた洗面室と浴室
坪庭が楽しめる浴槽
トイレには和柄の壁紙をアクセントとして
使用している材料はコンセプトに合うようにこだわりをもってご提案させて頂きました。
あまり改修して手を加えた感じを出したくなかったので、古くても良い材料は再利用しました。足りない材料は、他の解体現場から材料を持ち帰り倉庫に保管していたものも使用しました。
浴槽は常滑焼の陶器、浴室はタイル貼りにして高級感と落ち着いた感じ感じに仕上げています。
キッチンはあえて既製品を使わず、造作しました。
天板は墨モルタルの鏝仕上げで全体の雰囲気に合うようにデザインしました。
京都景観賞をいただき、うれしく思っております。